ライアーミルフィーユ

小さな嘘

つい

何気なく

悪意もない

最初は

そんな感じだった

 

小さな嘘が

重なって

重なって

ミルフィーユみたい

 

どんどん積み上がっていく

ミルフィー

 

一口食べると

喉が詰まって

胃が重くなって

お腹が痛くなった

 

どんどんどんどん

体が重くなる

 

真実って何だっけ?

何でこんな事に?

思い出せない...

 

ある太陽の眩しい朝

からだのなかに溜まっていた

ミルフィーユを

全て吐き出した

 

なんと清々しい朝!

 

ミルフィーユが

1枚1枚

剥がれていく

 

心が

体が

軽くなって

空だって飛べそう!

 


解放されていく

 


わたしは正直に生きる事にした

自分を強く見せる事をやめた

事実をありのままに話した

愛ある言葉を選んで話した

 

心が開放されていった

今わたしも世界も輝いている